皆さん、こんにちは。makotonoです。
最近、リモートワークに慣れすぎて、週イチの出社日すら億劫になっております。
デザイナーとリモートワークって、ほんと相性良すぎです。
さて、私の住んでいる東京都板橋区。
最新の住みたい区ランキングでは東京都23区内のうち、なんと18位にランキングしています。(RANK1 プロが紹介するランキングサイト https://rank1-media.com/I0003780)
ベッドタウンとして人気って。
まぁ、良し。
穏やかで素朴な板橋区を私は愛しております!
そんな地元のおすすめスポット。
それが板橋区立美術館です。
地元にいながらアートに触れることができるって、良いですよね。ってことで行ってきました!
記事の後悔が若干遅れてしまいましたが、本記事では2020年8月〜9月まで開催されていた「2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」について書いています。



イタリアの古都、ボローニャで毎年行われている絵本原画展の入選作品を集めた展示会となっております。
子供のために描かれた5枚1組の絵であれば、誰でも参加可能な原画展とあって、毎年多くの絵が原画展に出品されるようです。
そして、その審査方法はプロであっても、まだ作家として売出し中の方であっても同じ土俵で公平に審査されるという話ですから、とても夢がありますよね。
世界中の国々が感染症の恐怖に怯える中、イタリアにおいても同様で、緊急事態におけるロックダウンの中、ブックフェア自体の中止ということもあり、お披露目の場を失っていた絵画たちに、ここ板橋区で出会うことが出来ます。
板橋区とボローニャはこの国際絵本原画展をきっかけに1981年から毎年の展示を続けることで、交流を続けてきました。そして、この原画展を通した繋がりをきっかけに、板橋区とボローニャ市は今現在でも、「友好交流都市協定」を結んでいるんですね。
公式サイトからリンクされているYOUTUBEでは、板橋区での原画展開催にあたり、ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア イグジビション・マネージャーのエレナ・パゾーリ氏からのコメント動画も閲覧することができます。
混乱の状況の中、作者の想いが込められたアート作品が、さらに、そこに関わる多くの人の想いを載せてこの場所で公開されることにとてもエネルギーをもらいます。
原画展は撮影禁止ですので、作品は記憶にしまっておくことしか出来ませんでしたが、どの絵も本当に素敵なものでした。
個人的には、ローリー・アグスティさん、ニコラ・リグオリさん、リン・チュンユィさんという作家の方の作品が好きでした。
また同時開催されている特別展示 「視る」を超えても大変良いものでした。
視覚障害を持つ方のための触察図を展示していて、絵本原画展の作品をピックアップして制作されています。
木製のパネルに凹凸で絵を表現していくわけなので、当然、原画より線の作り込みなどは限定されてしまうのですが、作品の持つ空気感を、そのまま移植出来ていて、見ていて大変おもしろかったです。
「この絵が、こういう表現になるんだ!」と感心するばかり。
原画展を楽しんだあとは、ショップで絵本を何冊か購入し、アートにふれ、刺激をもらい、とても充実した一日でした。

最近、コロナ渦での家族との過ごし方について考えるなか、友人との会話で、美術館って、基本的に沈黙しているし、落ち着いた雰囲気なので、意外と良いのではという話になり、これからもっと、色々な場所に足を運んでみたいなと思っております。
他の美術館、展覧会の感想も、定期的に上げていきます。
ちなみに板橋区立美術館では10月の24日(土)から新たな展示「誰も知らないレオ・レオーニ展」が開催されます。
スイミーやねずみのフレデリックなどの絵本で知られる芸術家ですが、本展示では作品だけでなく、作者そのものに焦点をあてた内容となっているようです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。